原種クリスマスローズ

クリスマスローズ（ヘレボルス）は、その美しい花で知られる原種の多年草で、名前からバラの仲間と思われる方も多いのですが、アネモネやラナンキュラスと同じキンポウゲ科の植物です。

「クリスマスのバラ」という意味を持つクリスマスローズは、その名の通り冬から早春の時期に花を咲かせる数少ないお花です。寂しくなりがちな寒い時期に、かわいらしい花々が彩りを与えてくれます。
早咲きの白色一重咲き 小ぶりの花を咲かせ、その白色の花びらは一重で、シンプルながらも優雅で美しいのが特徴です。
植物は耐寒性がありますが、高温にはやや弱いため、夏の野外管理は乾燥と日光に注意が必要です。

＜クリスマスローズの育て方のポイント＞

半日陰または軽い日陰の場所が最適です。強い日光から避け、風通しの良い場所を選びましょう。

排水が良くされた土壌が必要です。酸性土壌が適していますので、土壌改良のために腐葉土を混ぜることがおすすめです。

特に夏場は乾燥しないように注意が必要です。 根元から水を与え、葉に水がかからないように気をつけます。

夏の高温には敏感です。 暑い日には日陰に移動させ、蒸れないように気をつけましょう。

花が終わった後に枯れた部分を剪定し、新しい芽の成長を促進します。

クリスマスローズの花言葉には「いたわり」 「私の不安を和らげて」 「私を忘れないで」「なぐさめ」「追憶」などがあります。古代ヨーロッパの時代から、クリスマスローズの根の毒が薬として使われていたことに由来しているようです。